- 勤務時間・残業・有給休暇の取得状況
- 勉強会・委員会:時間内での実施かどうか
- 当直・土日出勤・オンコール
- 産休・育休・時短制度取得実績:産休・育休取得実績者が継続して働いているか
- 給料・賞与:家賃補助・交通費・社会保障・社宅
- 院内保育所・病児保育施設:待機児童対策
- 業務内容:抗がん剤調製、チーム医療、委員会等
- 薬剤部ハード面:分包機の性能、電カル導入、調剤助手の導入
- 職場雰囲気:妊婦・子育て世帯への配慮
- その他:昼食代・保養所・出産祝い・結婚祝い・永続年数手当
結婚・出産を意識した女性薬剤師が病院に転職時に確認したいこと10選を紹介!
女性病院薬剤師の方で、病院薬剤師の仕事は好きだけど、そろそろ結婚・出産も意識して、子育てと両立できるような職場に転職したいと思われていませんか?
私自身、急性期の総合病院で病院薬剤師として働いていましたが、子育てしながらその職場で働き続けるのは難しいと感じて転職しました。
子育てと両立しながら病院薬剤師としても活躍できる職場に転職したいと思われている女性薬剤師の参考になれば幸いです。
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①勤務時間・残業・有給休暇の取得状況
勤務時間は最重要ポイントですね。病院勤務は常勤でも17時が定時の病院が多い印象です。薬局に比べると拘束時間が短いところが、最大のメリットだと考えます。
定時で皆が帰宅できているかは確認しておいてください。実際、転職時には人手不足で残業することが当たり前の状況でしたが、薬剤部では残業をなくしたいという上司の言葉を信じ、今では皆が定時で帰れる環境になっています。
子育て世帯と独身者世帯も定時に帰ることができ、皆ハッピーです。
残業はほぼゼロ。有給休暇も月に2日ほど取得。リフレッシュ休暇が取得でき、1週間ほど休みが取れる病院もあります。
②勉強会・委員会:時間内での実施かどうか
勉強会や委員会など時間外にあると、子供のお迎えなどに影響が出るため確認しておきましょう。
時間外であっても、勉強会の開催頻度などを聞いておくと、夫婦や家族内で調整できるかもしれません。
③当直・土日出勤・オンコール
当直がある病院は小さい子供がいるとなかなか続けるのは難しいですよね。人によっては旦那さんの協力もあって続けられている薬剤師さんも中にはいます。
当直がない病院は、オンコール体制にしている病院がありますね。ただし、オンコールで待機料が出ない病院があるので、注意したいところです!必ず確認しましょう!
④産休・育休・時短制度取得実績:産休・育休取得実績者が働いているか
産休・育休取得者の前例があるかないかで、やりやすさは全然違います。また産休・育休取得者が継続して働けているかもポイントです。
産休・育休後も継続して働けている女性薬剤師がいるのは、働きやすい職場である象徴でもあるので、ぜひ確認されてみてください。先輩がいれば心強いものです。
私が勤める病院は産休・育休取得実績の病院でしたが、そのまま継続しては働いている方はいませんでしたので、問題が起きたらその都度交渉といったような苦労が絶えませんでした。
時短勤務にできるか確認したいですね。私自身聞けていなかったので、ちゃんと確認しておけばよかったと後悔している点です。
⑤給料・賞与:家賃補助・交通費・社会保障・社宅
転職時に給料面について問われた際に、以前の職場より夜勤がない分、給料は下がっても良いとお伝えしたところ、『転職時は以前の職場より多めにもらわないとダメだよ』と先輩にアドバイスされたのを覚えています。
結果以前の職場以上の給与を頂けるようになりました。転職時に決して自分を安売りしてはいけません。
他にも家賃補助、格安の社宅、昼食代負担などがある病院もありますので、確認したいところですね!
⑥院内保育所・病児保育施設:待機児童対策
院内保育所があると、万が一保育園に落ちた場合でも待機児童にならず、預けられる安心感があります。
院内保育園も格安のお値段(2万円前後)だったりしますので、非常に助かります。
病院によっては、小学校低学年まで単発でも預けられることもあるので、確認しておきたいポイントです。
保育園選びで失敗しないためのポイント11選の記事はこちら。
⑦業務内容:抗がん剤調製、チーム医療、委員会等
病院薬剤師として働きたいという方は何かしら、やりたい仕事だったり、こだわりがある方が多いと思います。自分のやりたいことをやれる職場かどうか確認しておきましょう。
私の場合、糖尿病の教育入院をしている病院、感染の勉強ができる病院かどうか聞いたのを覚えています。他にも抗がん剤の勉強がしたい、NSTの勉強がしたいなどあれば聞いておきましょう。
他にも細かい仕事内容:注射のセット方法・内服薬のセット業務の有無など確認しました。
⑧薬剤部ハード面:分包機の性能、電カル導入、調剤助手の導入
『分包機の性能』は良いものに越したことはありません。最新の分包機が導入されているかで、かなり負担が軽減されます。
他にも電子カルテ導入で、カルテの内容を病棟まで確認しに行かなくて良くなりますので、重要なポイントです。
調剤助手の導入しているかも確認したいところです。調剤や雑務などを手伝っていただけますので、導入しているかは聞いてみましょう。調剤助手さんがいることで、体力的な疲れが軽減されますので大変有り難いです。
⑨職場雰囲気:妊婦・子育て世帯への配慮
子育て支援病院であれば、必ずしも子育て世帯に優しいわけではありませんので、注意してください。
病院薬剤師は人数も少ないため、子育て世帯に十分配慮された職場は少ないのが現状です。看護師は今までの実績でかなり充実していますが、薬剤師はこれからといったところです。薬剤部の上司や職場の雰囲気を確認しておきましょう。直接聞きにくければ、知り合いや転職エージェントを通じて確認してみるといいですね。
登録する転職サイトに迷ったら、転職サイトの口コミを見られる:転職パークを活用してみてください。
⑩その他:昼食代・保養所・出産祝い・結婚祝い・永続年数手当、病院旅行など
昼食代が一部支給されたり、交通費が全額支給などは家計的にも助かります。
出産祝いや結婚祝い・永続年数手当などが支給される病院もあることがあります。
就業規則などを見せてもらえるようであれば、確認しても良いかもしれません。こちらも聞きにくければ、知り合いや転職エージェントを通じて聞いてみると良いと思います。
他にも、以前勤めていた職場では格安で旅行に行けて、何度か利用しました。病院で所有している保養所がある場合もあります。
まとめ
くすりすこは、病院薬剤師の仕事が好きです。入院患者さんの様子や検査値を確認でき、医師や看護師と意見交換したり、服薬指導をして患者さんの経過を見れるでやりがいを感じています。
育児をしながら働くのは大変ですが、やりがいを感じている病院薬剤師の仕事を続けられて満足しています。
これから子育てをする女性病院薬剤師さんが転職活動をする際の参考になれば幸いです。