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【総合病院勤務のここが大変!】病院薬剤師が苦労したこと8選

病院勤務-薬剤師
総合病院勤務時に苦労したこと8選
  1. 当直・夜勤がある
  2. 残業が多い
  3. 医療スタッフとの連携
  4. 薬剤師関係の内部・外部の勉強会が頻繁にある
  5. 学会に参加・発表する
  6. 薬剤部内の人間関係;人数が多い分、人間関係が複雑
  7. 病棟でのカンファレンスや回診に参加
  8. 認定試験・資格試験を受ける

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病院薬剤師勤務で苦労したこと

病院薬剤師勤務って色々な経験ができるし、興味があるけど、大変そうだなと思われている方も多いのではないでしょうか。

実際に5年以上、急性期の総合病院に勤めた経験があるくすりすこが、

大変だった・苦労したことをご紹介したいと思います。

①当直がある

当直

単純に体力があるうちはいいのですが、生活が不規則になりますし、個人的には一番しんどかったですね。

新人の頃、夜間に医師からの問い合わせが分からなくて困ったこともありました。

一方、当直をすると平日休みができるので、当直がある方がいいという薬剤師も中にはいましたので、人によると思います。

当直を頻繁にすると単純に給料も上がるので、男性薬剤師で家族を養っている方は多めに入ってたと思います。

②残業が多い

入退院の多い総合病院での病棟担当になると薬歴を入力する作業があるので、毎日2〜3時間は残業していました。

その当時はまだ働き方改革なんてものはまだなかったので、遅い時は21・22時まで残っていました。

定時に帰ろうなんてしたら、白い目で見られていました・・・。お子さんがいる方は申し訳なさそうにしていました。

委員会活動も時間外にしていることが多かったので、所属している委員会が多いとその分、残業しなければいけません。残業代が出ればいいですが、病院によっては残業代が出ないこともあります。ただ若いうちは修行のつもりでと心に決めていたので、頑張れました。

③医療スタッフとの連携

病院で勤務すると様々な職種の方と関わらないといけません。私は色々な人と関わるのが好きな方でしたので、そこまで苦ではありませんでしたが、時には合わない看護師さんや医師がいるものです笑

ある程度のコミュニケーションスキルは必要かなと思います。

私が常々心がけていたのは全ての職種にリスペクトを忘れないようにしていました。

立場的に下に見ていると、どうしても態度に出てしまいがちです。

④薬剤師関係の内部・外部の勉強会が頻繁にある

大きな病院に勤めると新薬が採用されるので、かなりの頻度でMRによる新薬の勉強会があったと思います。

他にも製薬メーカー主催の外部の勉強会も時々あります。薬剤部内の勉強会も時間外にあり、症例報告など発表することもありました。

刺激を求め、向上心の高い方には向いていると思います。

⑤学会に参加・発表する

学会に参加しなければいけないことがあります。薬剤部も外部に院内の取り組みや実績などを発信していかなければいけないので、仕方ないことですが・・・

それはもう大変ですね😇

データーを収集・グラフ化し、パワーポイントを作成・発表をします。

ここでの経験が今の自分を作っていると思うので、無駄な経験ではなかったかなと思っています。

⑥薬剤部内の人間関係;人数が多い分、人間関係が複雑

人数が多ければ必ずしも大変とは言い切れないと思いますが、複雑ではあります。

グループが出来ていたり、派閥があったり。気にし過ぎもよくありませんが、ある程度の社会性は必要かなと思います。

薬局だと多くて10人くらい、少ない場合は2-3人のスタッフなんて場合もあるかと思います。人数が少ないは少ないで人間関係の難しさはありますが。関係が悪かったら、最後ですもんね😓

⑦病棟とのカンファレンスや回診に参加

病棟のカンファレンスで医師と患者についての専門的なやりとりをしたり、薬について話し合うことがあります。

新人の頃は胃が痛くなる思いでした。他にも、最新の英語の論文を読んで情報提供することもあり、苦労しました。

⑧認定試験・資格試験を受ける

認定試験を受けなければいけない場合があります。

薬剤部や病院としても、加算を取るために薬剤師に認定を取らせる必要があります。そのため、何かしらの認定を取ることになると思います。そして落ちるわけにもいかない認定試験の勉強も大変でした。

例:NST認定薬剤師、糖尿病療養指導士、がん認定薬剤師、感染制御認定薬剤師、治験など

まとめ

病院薬剤師は病院の規模によって、業務内容が異なります。

あくまでくすりすこが勤めた急性期の総合病院での業務内容です。そして働き方改革で残業も少なくなっているかもしれません。そこは御了承ください。

私が新人の時に苦労したことは、今の薬剤師としてのスキルに繋がっているので、後悔はしていません。むしろ自ら苦労をしに行ったので、大変貴重な経験をさせていただいたと思っています。

このキャリアがあったおかげで、転職する際にもかなり優遇されたと思います。若いうちに苦労をしてキャリアを作っておくと、その後の転職時にも有利に働くだけでなく、薬剤師としての自信にもなります。

病院勤務は苦労が多いですが、きっと薬剤師としての総合力を磨くには最適な環境かと思います。最後に、総合病院に勤めることを決して否定はしていません。

むしろプロフェッショナルが集まるところだと今でも心よりリスペクトしています。





ABOUT ME
くすりすこ
30代の薬剤師ママです。2児の母。 総合病院で勤務した後、中小病院に転職。 育休2回を経験。病院薬剤師として働いています。 働く病院薬剤師の日常や子育てについて書いています。
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