くすりすこには2人の子供がいますが、英語教育をどうすべきか、いつも頭を悩ませています。私自身、旅行でも通用するか怪しい英語力ですし、夫は私よりは話せますが、流暢に話せるレベルではありません。
これからの時代、英語は必須にはなることは容易に想像できます。さらなる国際化や少子高齢化の影響で、外国人労働者も増えてくるでしょうし、やはり英語力は必要でしょう。
子供にどのような英語教育を受けさせていくべきか・・・
正直焦っております。
そんな中、本屋で見つけたこちらの本を紹介したいと思います。
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世界で活躍する子の英語力の育て方 船津徹
船津徹さんは明治大学卒業後、金融会社勤務を経て、幼児教育の権威のある七田眞氏に師事。英語教育の教材作成に関わる。その後独立し、ハワイでTLC for Kidsを設立。
ハワイに住む著名人の子供達が順番待ちになるほどの人気ぶりなのだそうです!
すごい方ですね!
英語学習がいかに重要かが前編で語られていますが、そちらは飛ばしまして、メインの学習方法についてまとめました。こちらを我が家でも徐々に実践し始めています。
我が子は、2歳から英語学習を始めましたので、
①2-4歳:英語のかけ流しで、英語のリズム感に慣れる(アウェアネス)
②4-6歳:英語の正確な発音に触れる(フォニックス)
③4歳半〜7歳半まで:頻出単語を暗記する(サイトワーズ、センテンス)
④5歳〜7歳:超簡単な本の音読での多読(リーディングフルエンシー)
⑤7歳〜:読書(リーディング)
⑥9歳or10歳:ハリーポッター原書を読むのがゴール
で学習する予定です。
英語学習を始める年齢によって、学習するタイミングが違うことが明記されており参考にさせて頂きました。
以下はその詳細について、備忘録的にまとめました。
英語のかけ流しで、リズム感に慣れる(アウェアネス)
英語の音感やリズム感を身につける最適な時期は乳幼児期だそうです。
この時期に英語学習を始めると、正確な発音・語彙力・表現力・リスニング力を楽に身につけることができます。
いわゆる英語圏の童謡や季節の歌をかけ流しておけば良い!
①小さな音で ②何度も繰り返し ③1日1-2時間 ④集中しなくて良い
英語の正確な発音に触れる(フォニックス)
フォニックスに進むタイミングは、日本語の文字に興味を持ち始めたら。
日本語のかな五十音に該当します。フォニックスは44種の音と120通りの綴りのパターンがあるそうです。
フォニックス指導はアルファベットの名前と音を同時に教える。
①ネイティブ音源で ②チャートやカードでゲーム感覚で
③できるだけ英語で教える
頻出単語を暗記する(サイトワーズ、センテンス)
サイトワーズは日本語の漢字に該当する。サイトワーズはsight wordsは「一目で読める」という意味だそうです。単語ごと丸暗記。意味は覚える必要なし。
頻出単語100単語(英文の50%読める) →頻出単語300単語(英文の65-70%読める)
「Dolch Sight Words」(300単語)のリストが英語圏で使用されているそうです。
我が家でも印刷して、貼るようにしていきたいですね。
①アルファベットを覚えたら、サイトワーズを始める。
②フォニックスと同時進行で学習する。
フォニックスは、例外も覚えなければならず、英語圏でも3年間かけて教えるそうです。
フォニックスとサイトワーズを覚えればセンテンスが読めるようになる。
超簡単な本の音読での多読(リーディングフルエンシー)
最大の難所だそうです・・・
リーディングフルエンシーは「早いスピードで流暢に英語の本が読める状態」だそう。
日本で英語を学ぶ場合、
ネイティブの小学3-4年生レベル:1分間に110-130単語を正確に音読するのが目標。
リーディングフルエンシーは、簡単で短い本の多読によって身につきます。達成感と成功体験を積み重ねることが重要。理解するよりも流暢に読めることが先だそうです。
①ピクチャーブック(絵本):親が読み聞かせする or オーディオブック
②アーリー・リーダーズ:子供が初めて自分で読む本。超簡単な本を沢山読むのがポイント
③リーダーズ:16-32ページの薄い本。ストーリー性があり、1冊で1話。
④チャプターブック:章立された分厚い本。100ページ程度。ここから黙読する。
①読むときはそばで親が聞く
②理解していることを確認することは、厳禁!
多読のスタートは、リーダーズ100冊読破。チャプターブックが読めれば英語教育は成功!
年齢別「やる気」を維持する環境作り
0-3歳 | 英語の音・文字環境を作る。チャートを貼る。本棚に英語の本を並べる。 英語のおもちゃを与えるなど。 |
3-6歳 | 教育チャンネル「PBS KIDS」を使う。 好きなキャラクターから読書に導く。 |
6-10歳 | 英語停滞期を乗り越えるかが重要。 目標は「小学5年生の時に英語がずば抜けてできる子」。 細く長くの精神が必要。毎日15分でいいので英語に触れるようにする。 タイピングゲームや映画・アニメ・教育番組を活用する。 小学生になったら英検を受ける。まずは英検4級から。 小学5年生までに英検2級合格を目標。 |
10-12歳 | 英語の価値を実感させる。外国人と話す機会を作る。 ホームステイや国際交流プログラムに参加させる。 英語村に週末留学させるなど。英語の宿泊型サマーキャンプに参加させる。 中学受験で学科試験免除などの優遇措置があることを教える。 高校生までの達成目標である、CEFR B2レベルは英検準1級程度の英語力。 大学受験でも優遇措置あり。 この事実をこの年齢で意識させ、モチベーションを維持させる。 具体的な学習方法はチャプターブックを読むだけで達成可能。 |
13歳以上 | 国際交流を経験させる。国際交流サマーキャンプに参加させる。 |
まとめ
英語は英会話力に力を入れがちですが、実際はリーディング力が重要であることがわかりました。
海外留学せずに国内で学習するには、8-10年は学習時間がかかるため長期戦です。
細く長く続けるポイントも書いてあり、大変参考になりました。
具体的にいつのタイミングでどんな教材を学習すれば良いか書いてあり、今後も何度も手に取る一冊となることでしょう。
この本をベースに英語教育を組み立てていきたいと考えています。
お子様の英語教育で悩まれている親御さんにぜひおすすめしたい一冊です。