育児

【イベント】妊娠〜1歳までの行事

一升餅
妊娠〜1歳までの行事
  1. 帯祝い・安産祈願:妊娠5ヶ月・戌の日
  2. 出産祝いの内祝い:1ヶ月以内に送るのがマナー
  3. お七夜・命名式:出産後7日目
  4. 出生届け:生後14日以内
  5. お宮参り:生後1か月前後
  6. 百日祝い・お食い初め:生後100-130日
  7. 初誕生日:一升餅・選び取りなど
  8. 初節句:3月3日 (女の子)、5月5日(男の子)
  9. 初正月:破魔弓・羽子板

常識を学ぶ:妊娠~1歳を迎えるまでの行事

妊娠してから子供が1歳になるまで、色々なイベントがありますよね。

産後は初めての育児で大忙しで、両親から言われた通りに、とりあえず行事をこなしていました。結局自分でちゃんと学ばないまま、あっという間に子供は1歳になっていました😅

これからは自分が子供に教える立場なのに、このままではいけないと思い、改めて勉強しました。

現在妊娠中の方やこれから授かろうと思っている方のお役に立てれば幸いです。

安産祈願・帯祝い

お宮参り
時期妊娠5か月・戌の日(大安だとより良い)

※戌の日…暦で決まっており、1月1日にその年の干支が割り振られ、戌の日は11番目。
つまり12日おきに戌の日が来ます。インターネットで調べればすぐ出てきます。
場所神社
必要なもの腹帯
安産祈願の費用:5千円-1万円
お祝い金の目安
(お祝いする側:両親・親戚)
3千円-5千円 (両親は1万円)

水引:赤白の蝶結び
表書き:『御帯祝』『御祝』

内祝いなしでも良いが、せめてお礼の連絡はする。近所の人は菓子折りを差し上げる。

内祝いとは…結婚祝いや出産祝いなど頂いたお祝いのお返しとして贈る品物のこと

帯祝いは母体と赤ちゃんの元気な誕生を祈願します。戌の日に行うのが良いとされています。犬は多産で安産の象徴なんだそうです。

腹帯は女性側の実家から送られることが多いそうですが、決まりはないそうです。

神社で安産祈願をするとさらしが入っていることがあります。安産祈願でのお布施の値段によって、変わってきます。

私は産後も骨盤矯正に使えるトコちゃんベルトを購入してもらい、安産祈願の際に持参しました。安産祈願後は両家で祝膳を囲みました。

出産祝いの内祝

内祝い 水引
時期1ヶ月以内に贈るのがマナー
必要なものお返しの金額は、1/3-1/2が目安

紅白の蝶結びの水引を飾ったのし紙に、
上に内祝or出産内祝、下に子供の名前を書く
お祝い金の目安
(お祝いする側:両親・親戚)
兄弟:1-5万円
親戚:1-3万円
友人・知人:5千円-3万円
同僚・近所:3千-5千円

水引:赤白の蝶結び
表書き:『祝御出産』『御祝』など

内祝いの品は、昔は鰹節・砂糖・紅白餅などが多かったそうです。

私が実際に内祝いで頂いたものは、小袋に入ったお米や綺麗なタオル、お菓子などが多かった印象ですね。

注意点として、内祝いで日本茶は不適切とされているそうです。弔事で使われることが多いからだそうです。地域によって異なり、結納で使われることもあるそうなので確認が必要ですね。

産後は忙しいので、出産前に内祝いの準備をあらかじめしておくのがポイントです。

お七夜・命名式

命名式
時期出産後7日目
場所自宅やレストラン・料亭など
必要なもの命名書
お祝い金の目安
(お祝いする側:両親・親戚)
5千円-1万円

水引:赤白の蝶結び
表書き:祝命名、御祝など

産後7日目に母親の実家お七夜・命名式をしました。

私の住む地方では父親が命名書を書くというしきたりがあったので、夫が両家の前で筆で書きました。緊張していた様子でしたが、終わった後は初めて父親としての役目を果たした達成感で誇らしげでした。

命名式が終わったら、近所の飲食店で祝膳を囲みました。

出生届け提出

時期生まれた日から14日以内に
場所住民票または出産した病院のある場所の市区町村役場
必要なもの出生届、母子健康手帳、届け出人の印鑑
国民健康保険の場合は保険証

産後名前も決まっていなかったので(候補は絞っていましたが)、お七夜までに名前を決め、出生届を提出するまでは慌ただしかったです。

お宮参り

お宮参り
時期生後1ヶ月  
男の子:生後30-31日
女の子:生後32-33日
場所神社
必要なもの祝い着またはセレモニードレス
お祓いの初穂量:5千-1万円
お祝い金の目安
(お祝いする側:両親・親戚)
5千円-1万円

水引:赤白の蝶結び
表書き:『初宮参り御祝』『御祝』など
→基本的には内祝い不要

まずは祝い着を用意します。昔は母方の実家から贈るのがならわしとされていました。

我が家も実家が着物を準備し、気合を入れて家紋も入れました。

最近ではレンタルなどもあるので、うまく利用したいですね。また父方の祖母が抱っこしてお参りするのがならわしです。これは出産したばかりの女性は穢れているとされていたからだそうです。

百日祝い・お食い初め

お食い初め
時期時期:生後100-130日目  
男の子:100-130日目
女の子:100-110日目
場所自宅・ホテル・料亭など
必要なもの・歯固め石
・食器:男の子(陽:赤)
女の子(陰:赤・黒)の塗り物
・料理:一汁三菜 
(ご飯、汁物、尾頭付きの魚・煮物・酢の物)
お祝い金の目安
(お祝いする側:両親・親戚)
5千円-1万円

水引:赤白の蝶結び
表書き:『祝御食い初』『初膳御祝』など

赤ちゃんに食べる真似をさせて、一生食べ物に困らないようにと願いを込めます。安産祈願の際に石を頂き、お宮参りの際に歯固め石に交換して頂きました。

地方や神社によって違うようですね。歯固め石は石のように丈夫な歯が生えるようにとお願いします。

御食い初めの記事はまた別の記事で詳しく書きたいと思っています。

初節句

初節句
時期3月3日(女の子)・5月5日(男の子)
必要なものひな人形(女の子)、鯉のぼり・兜(男の子)
お祝い金の目安
(お祝いする側:両親・親戚)
親族:5千円-1万円
知人:3千円-5千円

水引:赤白の蝶結び
表書き:『祝初節句』『御祝』など

御祝は半月前〜当日に渡す
飾りは1ヶ月前に

節句の飾りは母方の実家から贈るものとされてきましたが、経済的な負担を考えて折半することも普通になってきているそうです。

昔は、父方の実家がそのお礼に食事会をするのが一般的だったそうです。

節句の飾りは厄除けの意味があり、本来は一人ずつ持ちたいもので避けたほうがいいそうです。スペースの都合で難しい場合は、小さな別の人形や飾りを用意すると良いそうです。

初正月

初正月 破魔弓 羽子板
時期初めての正月
飾りを飾る期間:12月中旬-1月15日頃
場所神社
必要なもの男の子:破魔弓
女の子:羽子板
お祝い金の目安
(お祝いする側:両親・親戚)
破魔弓または羽子板
もしくは現金

水引:赤白の蝶結び
表書き:『初正月祝』など

魔除けを飾り、初詣に行きます。

12月13日の正月事始めを過ぎた中旬以降から飾ります。下げる時期はお正月飾りを焼くどんと焼きが行われる1月15日ごろが一般的です。過ぎてもマナー違反ではないとのこと。

赤ちゃんを邪気から守るとされる破魔弓や羽子板母方の家族や親戚から贈られるのがならわし。お正月は年神様が新しい魂をくれる特別な日です。初詣に出かけて無病息災と幸せを祈願しましょう。羽根には魔除けの効果があるんだとか。

初誕生

一升餅 選び取り
時期1歳の誕生日
場所自宅やホテル・料亭・レストランなど
必要なもの餅、選び取りグッズ
ファーストシューズ
お祝い金水引:赤白の蝶結び
表書き:『祝初誕生日』『初誕生御祝』など

日本では誕生日を祝う習慣はなかったそうですが、初めての誕生日は特別にお祝いされてきました。一升餅や選び取りなど、初誕生ならではのイベントがあります。

一升餅:一生食べるものに困らないように、一生健康に育つように祈願します

選び取り:将来の職業を占う

感想・まとめ

改めて学んでみて、各々の行事の意味を知れたり、地域によって風習が違ったりと勉強になりました。

魔除けや厄除け、子供の健やかな成長を祈願するために行われている印象です。これで私もまた子供に日本の古き良き伝統を教え、引き継いでいけるなと少しホッとした次第です。

参考文献:赤ちゃん・子どものお祝いごとと季節のイベント

ABOUT ME
くすりすこ
30代の薬剤師ママです。2児の母。 総合病院で勤務した後、中小病院に転職。 育休2回を経験。病院薬剤師として働いています。 働く病院薬剤師の日常や子育てについて書いています。
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